自分の子どもが生まれてから生後半年くらいまで、乳児湿疹がひどく、ステロイドを処方され使用していました。
しかしながら、むかーし昔、学校で働いていた頃に生徒が湿疹にステロイドを使用しており、それを知ったベテラン先生(女)が
ステロイドってとっても危険なのよ?保護者はわかってるのかしらね?!
と強く話していたことが頭から離れず不安になりながら、子どもにステロイドを塗っていました。
当時はステロイドは危険なの?でも処方されたし、、、塗ったら確かに綺麗になるし、いいのでは?何が危険なのかな?と思いながら、ステロイドについて調べたりお医者さんに聞いたりしたことがありました。
お医者さんの話が初めての情報で「へぇー!」となったので、今回はその内容を紹介します。
ステロイドとは?
ステロイドは体内のホルモンと同じ成分を人工的に作り出したもので、それを治療薬として使用されているそうです。
・ステロイドは、もともと体内の副腎(ふくじん)という臓器でつくられているホルモンで、このホルモンがもつ作用を薬として応用したものがステロイド薬(副腎皮質ステロイド薬)です。
・ステロイド外用薬は、局所(塗った部分)の炎症を鎮める作用にすぐれており、湿疹・皮膚炎を中心に、皮膚疾患の治療に幅広く用いられているお薬です。
なぜ危険と言われているか
以下は危険性について、ネット上で上がっている一例です。
・ステロイドを一度使うとやめられない
・使用を続けると、塗った部分の皮膚が萎縮する(硬くなる)
・使用を続けると、塗った部分の皮膚が黒くなる
昔のステロイドは不純物が多かった??
小児科の先生とのやり取りです
先生、ステロイドって、皮膚が萎縮するから危険と聞いたのですが?
そんなことありませんよ。
副作用として、塗ったところに生えている毛が濃くなる場合がありますが、それくらいです。昔のステロイドは、今より不純物が多くトラブルの原因になっていたようです。その話が「ステロイド=危険」と認識されてしまっています。
今は製法の技術も進歩して、安心ですよ。
私たちが処方箋を出す際も、安全に配慮したステロイドを処方していますので。
ええ~!知らなかったです
ステロイド自体が悪いというわけではなく、昔のステロイドに不純物が多かったため、トラブルになっていたというお話でした。本当かどうか?は調べましたが、根拠となる文献は見つかりませんでした。昔のステロイドを今は調べられないことや昔と今の成分を比較したところで、意味がないからかもしれません。
しかしながら、ステロイドの安全性について古めの解説ですがわかりやすいサイトがありましたので、こちらも読んでみることをおススメします。(日本クラブ診療所2014/6)
まとめ
安全性は高いが副作用はある(毛が濃くなる可能性)
ステロイド自体は危険ではない
昔のステロイドは不純物が多くてトラブルが多かったらしい
現在のステロイドは、製造の技術が発展して安全性が高い
※素人からみたステロイドに関する見解ですので、使用する際は自己判断でお願いします
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